弁護士の転職限界説は〇〇歳?!30代・40代弁護士の転職事情とは

更新日:2019/06/06
弁護士
キャリア
転職事例

弁護士の転職限界説は〇〇歳?!30代・40代弁護士の転職事情とは

管理部門・士業の転職

昨今は、法律事務所だけでなく、一般企業(インハウス)に転職をする弁護士も増えています。
「そろそろ転職をしたいけれど、自分の年齢で転職できるのだろうか…。」
「転職に成功した弁護士の、実際の年齢や年収はどれくらいなのだろうか…。」
そんな疑問にお答えすべく、今回は、30代・40代の弁護士それぞれの、年齢別の転職ポイントをお伝えします。
また最下部には、30代・40代の弁護士におすすめの求人情報も載せてありますので、ぜひ参考にご覧ください。


管理部門・士業の転職

30代・40代の弁護士が転職を成功させる3つのポイント

転職活動を始めてみたけれど、志望した会社から思ったより高い評価が得られない…。
そんな方は、やみくもに応募する前に、ご自身の「立ち位置」について知るところから始めても良いかもしれません。
弁護士が転職を成功させるポイントとしては、大きく下記の3点が挙げられます。
●今の年齢の市場価値を知る
●年収を上げるための選択肢を知る
●他の弁護士が歩んでいるキャリアを知る
それぞれについて、見ていきましょう。

まずは転職エージェントに無料相談する

30代・40代の弁護士の市場価値とは

30代はまだまだ「若手」

一般的な転職市場では、35歳前後が転職限界年齢と言われるようですが、弁護士の場合は少し異なるようです。
弁護士の場合、30歳前後で資格を取得し働き始める方も多いため、一般的には即戦力層として扱われる30代半ば~後半の年齢でも、弁護士の場合は若手の評価となります。
そのため、弁護士は30代であれば十分転職の可能性はあるといえます。
実際に、30代半ば~後半の弁護士で、法律事務所からインハウスへキャリアチェンジするケースも多くあります。

【関連記事】
企業内弁護士と事務所勤め弁護士、どっちが良いの?

40代は「経験を活かせる」転職がベスト

40代の弁護士になると、未経験分野を一から始めるといった転職は難しくなってきます。
ただ、これまでの経験を活かせるような場所であれば、転職可能性も十分にあるといえます。
実際に、法律事務所から法律事務所への転職の事例だけでなく、法律事務所のみの経験の弁護士がインハウスへ転職するといった事例もあります。
30代より難易度が上がる点としては、スキル・経験・役職など、企業が求めるハードルが30代と比べて高くなるという点が挙げられます。

【関連記事】
40代の弁護士は、転職市場でどのように評価される?
弁護士は年齢で就職先が左右されるのか?

まずは転職エージェントに無料相談する

30代・40代の弁護士が転職して年収を上げるには

弁護士が年収を上げるために転職するのはありなのか

一般企業の場合は、年齢や職位に応じて徐々に年収が上がっていく場合が多いですが、法律事務所の場合はそうとも限りません。
多くの小規模法律事務所では、役職なども特にないことが多く、段階的に年収が上がっていく仕組みでないことが多いのが現状です。
そのため、年収を上げるという目的であれば、弁護士にとって転職という選択肢も十分考えられます。

【関連記事】
貴方の希望はどれ?弁護士年収をタイプ別に比べてみた

30代の弁護士が年収を上げるための選択肢とは

法律事務所への転職の場合、高収益なビジネスモデルの法律事務所に転職をするということが年収を上げる近道です。
企業法務系や特化型、外資系の法律事務所などが対象となるでしょう。
30代の弁護士の場合は、前述のとおり、未経験分野であっても転職できる可能性はありますので、語学力などを伸ばしたうえで、こういった転職先を目指すという選択肢もあるでしょう。

【関連記事】
成長意欲と向上心をアピールして未経験分野に挑戦!30代・弁護士の成功事例

40代の弁護士はちょっとひねった選択肢も

40代の弁護士が年収を上げたいと思った場合、「独立」という選択肢を取る方も多いです。
それに加えて、最近人気が出てきている選択肢として、社外監査役・役員などもあります。
IPO準備中の企業や、ガバナンス強化を考えている企業において、経験豊富な弁護士が求められることも増えてきているようです。
一方で、法律事務所への転職の場合は、多店舗型の法律事務所の「支店長」も年収を上げる選択肢の一つとなり得ます。
支店長の場合は、ご自身で経営をするような仕組みになるため、自分で一から独立するよりもリスクを抑えながらも年収アップを狙える選択肢になるのではないでしょうか。

弁護士がインハウスへ行くと年収は上がるのか

法律事務所からインハウスへ転職をした場合、大きな年収アップは期待できなそうです。
インハウスの場合は、年齢や役職など規定に沿った年収となることが多いため、現在の年収が一般的な年収よりかなり低いという弁護士を除けば、年収を期待した転職にはあまりお勧めできません。
その代わりに、福利厚生であったり、ワークライフバランスであったりといった点が改善されることも多いため、年収だけに拘らない弁護士にとっては、インハウスへの転職も一つの選択肢になるでしょう。

【関連記事】
企業内弁護士に転職したい方へ!個人受任の取り扱いには要注意!

まずは転職エージェントに無料相談する

転職に成功した弁護士ってどんな人?

事例①インハウスへの転職成功事例(30代後半・女性)

■前職 一般民事系法律事務所(年収550万円)
■内定先 東証一部上場企業(年収540万円)
※内定までの期間 1か月
☞転職成功のポイント
一般民事の業務をメインに行っていたこの方。
より業務幅を広げたいということで、転職を決意されます。
年齢は30代後半、インハウスへ行きたいという気持ちは高かったものの、転職活動を開始した当初はあまり自信がなく、法律事務所も並行して探している状況でした。
選考がスタートしてからは、この方の高いコミュニケーション力や社風とマッチしている点などが高く評価され、年収もあまり下がることなくキャリアチェンジが叶いました。

事例②法律事務所への転職成功事例(40代前半・男性)

■前職 企業法務系法律事務所(年収1000万円)
■内定先 小規模法律事務所(年収960万円)
※内定までの期間 2か月
☞転職成功のポイント
代表弁護士が営業に積極的でなく、今後の年収の伸びが見込まれないため転職に踏み切ったこの方。
より積極的に案件獲得をし、年収アップをしていきたいと考えていました。
そこで選んだのが、わずか数人の法律事務所。
大手法律事務所出身の弁護士が独立した事務所で、良質な案件が多く、年収レンジが高い。
加えて、歩合の割合も高く、積極的に案件を獲得していくことで将来的な年収の伸びが見込まれる状況のため、以前より前向きに働くことができるようになったようです。

まずは転職エージェントに無料相談する

30代・40代の弁護士におすすめの求人6選(東京・大阪)

東京編

①大手証券会社
【ポジション】社内弁護士
【  年収  】900万円 ~ 1200万円
もっと詳しく

②東証一部グループ中核企業
【ポジション】企業内弁護士
【  年収  】720万円~820万円
もっと詳しく

③中堅法律事務所
【ポジション】パートナー候補
【  年収  】1000万円 ~ 5000万円
もっと詳しく

大阪編

①東証一部上場・メーカー
【ポジション】法務職(弁護士有資格者歓迎)
【  年収  】500万円 ~ 900万円
もっと詳しく

②非上場・知財系サービス企業
【ポジション】法務知財
【  年収  】1000万円 ~ 1200万円
もっと詳しく

③一般民事系法律事務所
【ポジション】経験弁護士
【  年収  】700万円 ~ 1000万円
もっと詳しく

まずは転職エージェントに無料相談する

おわりに

転職と年齢は切っても切り離せない関係で、誰もが不安に思う要素でもあります。
今回は30代・40代の弁護士の転職事情をお伝えしましたが、弁護士の場合、35歳が転職限界年齢とは言えなそうです。年齢に縛られず、ぜひご自身に合ったキャリアを探していただければ幸いです。

管理部門・士業の転職

あなたのおすすめ求人

管理部門・士業業界最大級の求人数と職種・転職に精通したアドバイザーが転職をサポート。ご要望に応じた転職先をご提案いたします。

管理部門・士業業界最大級の求人数!
職種・転職に精通したアドバイザーがご相談から入社までサポートいたします。
完全無料!登録1分!転職支援サービスに申し込む

関連おすすめ記事

管理部門・士業業界最大級の求人数!
職種・転職に精通したアドバイザーがご相談から入社までサポートいたします。
完全無料!登録1分!転職支援サービスに申し込む