2023年04月01日

ブラック法律事務所の3大特徴 回避するためには

管理部門・士業の転職

近年、違法労働や過重労働、あるいはパワハラやセクハラなどが横行する「ブラック企業」の存在が社会問題としてクローズアップされてきました。
しかし最近では企業だけでなく、法をつかさどる法律事務所においても、「ブラック」であるケースが指摘されるようになっています。
今回は、この「ブラック法律事務所」について注目し、その特徴や被害事例、入所しないようにするにはどうすればよいのか、について解説しましょう。

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転職を考えた方が良いブラック法律事務所の3大特徴

一般的に「ブラック」と呼ばれる法律事務所には、以下のような特徴があるといわれています。

・事前に聞いていた業務内容と違っていた
一般企業の場合だと違法な残業が横行し、従業員に過度な労働を強いるというケースがブラック企業の典型例の一つです。
法律事務所においても、そのような事務所は当然ブラックであるといえるでしょう。
しかし法律事務所の場合、業務内容において「ブラック」であると判断される要因は他にもあります。

法律事務所が扱う法律分野は多岐に渡りますが、中には悪徳業者の代理人となって消費者の訴えを黙らせようとする業務や、民事事件における反社会組織の代理人をしているという事務所もあるようです。
また、「違法すれすれの悪質な需要に対応する」、あるいは「弱い立場の依頼人からできるだけ多くの報酬を巻き上げようとする」などの業務を行っている事務所もあるようです。

そのような法律事務所が、新人の採用にあたって、自分たちがどのような業務を行っているかきちんと事前に説明していなければ、入所した就労者は「こんな業務内容だとは知らなかった」と憤ることにもなるでしょう。
法律事務所で勤務する「イソ弁」(独立前の雇われ弁護士)や「パラリーガル」(弁護士の指示に従い、法律関連の業務を行う人)は、「ボス弁」(所長である弁護士)の指示通りに働かなければならず、正義感や倫理観の強い人ほど良心の呵責に耐えられなくなります。

・パワハラ、セクハラが横行している
中小の法律事務所では、経営者でもある「ボス弁」とその指示の下で活動する弁護士や事務員という関係性がしっかりと作られているため、「絶対的な存在であるボス弁から、パワハラやセクハラを受ける」という状況が起こり得ます。
パワハラとしては、失敗した職員を怒鳴る、常識的にみてこなせるとは思えない量の仕事を押し付ける、依頼者ともめたら職員のせいにするなどが典型例です。
また、ボス弁がワンマン経営者という立場を利用して、所員に日ごろから身体的接触、性的発言などのセクハラ行為を行っていれば、そのような事務所は当然のことながら「ブラック」といえます。
規模の大きい法律事務所だと、直属の上司やチームリーダーがパワハラやセクハラを行うというケースも起こり得るでしょう。

・所属弁護士の修習期に偏りがある(中間層がいない)
一概には言えませんが、勤務10年以上のベテラン職員と勤務1~2年の新人職員の橋渡し役となる、勤務歴数年の「中間層」がいない法律事務所は注意が必要です。
中間層が定着していない「ブラック」である可能性があります。中間層がいない事務所だと教育体制が不十分となり、ベテラン職員が新人職員に対して、経験が少ない職員には到底こなせないような無理難題を押し付けるというケースが起こりやすいのです。

難題を押し付けられ対応できなかった新人職員は、ベテラン職員から叱責されて早々に自信を失い、入所から1年も経たずに退職してしまうという場合もあります。
これから法曹人としてキャリアアップを目指そうとする若者にとっては、就職を避けるべき、もしくは早々に転職するべき法律事務所だといえるでしょう。


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実際にあったブラック法律事務所の事例

ブラック法律事務所に勤務したことで早期離職に追い込まれるというケースは少なくありません。
かつて神戸新聞に掲載された20代弁護士の事例では、朝9時半から17時間勤務が当たり前で、体調を崩す同僚が続出したといいます。
さらに大阪では、勤務する弁護士に対して給与を「貸付金」として渡し、返済条件は経営者であるボス弁が勝手に決めるという契約を強要するというケースも生じました。
他にも、退職の意向を伝えたら、事務所のボス弁から「懲戒請求する」と脅されたという事例もあります。


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ブラック法律事務所を回避する方法

ブラック法律事務所を回避する方法

就職する側がブラック事務所を避けるための方法の一つが、面接時の事務所側の対応を見極めることです。
採用面接の際には法律事務所の代表が出てくるのが通例なので、人柄や他の職員に対する姿勢、態度などを観察しましょう。
威圧的な話し方をしてくる、横柄な態度を取るような人であれば、入所後にハラスメントを受ける恐れがあるといえます。

また、自分と期の近い弁護士に会って、ブラック法律事務所に関する情報を収集しておくこともおすすめです。
既に法曹業界で働いている人であれば、どこの事務所がブラックなのかについて、色々な情報を持っていることも予想されます。
既に自分が就職を希望する法律事務所を決めているなら、その事務所に勤務している弁護士から直接話を聞ける機会を持てないか模索してみましょう。
知り合いの知り合いなど法曹関係者のつながりをたどっていくと、そのようなチャンスが得られるかもしれません。


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法律事務所のおすすめ求人3選

本来、法律事務所はブラック企業による被害者の相談に応じる場であるはずですが、その肝心の法律事務所側も「ブラック」であるケースが起こっているのが実情です。
これから法律事務所に就職、転職を考えている人は、事前にできるだけ情報を収集し、ブラック法律事務所に勤務しないよう注意する必要があります。
実際に働くようになってから自分が勤めている法律事務所がブラックであると感じたら、できるだけ周囲の人に相談して1人で悩まないようにしつつ、転職先を探すのが望ましいでしょう。より良好な職場環境、労働条件を整え、人格者である「ボス弁」がいる法律事務所は多数あります。

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