法律事務所の最大手!なぜ5大法律事務所なのか?理由とデータを解説

更新日:2023/04/01
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法律事務所の最大手!なぜ5大法律事務所なのか?理由とデータを解説

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弁護士の就職先といえば法律事務所が第一に挙がりますが、中でも国内有数の大手法律事務所は5大法律事務所として広く知られています。大手の法律事務所は他の事務所と比較して、どのような点で勝り、就職した際にはどのような利点があるのでしょうか?詳細なデータから解説していきます。

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何故5大法律事務所が最大手なのか?

法律事務所は、弁護士が1人以上いれば開業できますが、中には数十人規模の弁護士が所属する事務所が全国の主要都市に存在します。

その中でも、日本を代表する法律事務所4つが、西村あさひ法律事務所や、森・濱田松本法律事務所、長島・大野・常松法律事務所、アンダーソン・毛利・友常法律事務所であり、いずれも所属弁護士数は300人を超える大手事務所、且つ東京都内の一等地に所在しています。

さらに、着実に規模を伸ばしている「TMI総合法律事務所」(東京都)も、弁護士数300人規模となり、事実上まとめて「五大法律事務所」として、TMI総合法律事務所も日本を代表する事務所として位置づける見方もあります。


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大手法律事務所ごとの特徴

・西村あさひ法律事務所

日本最大手であり、金融や倒産、企業再生などを得意としています。そのほかにも多様なジャンルで一流級の弁護士が揃っています。

・森・濱田松本法律事務所

国内案件に強みがあるのが特徴です。M&Aなどの企業法務のほか、裁判に関しては日本最強の名をほしいままにしています。チャレンジ精神溢れる優秀な弁護士が多数所属しており、大規模化してなお開拓精神を失わないカルチャーがあります。

・長島・大野・常松法律事務所

企業法務の世界では老舗ともいえる事務所です。派手な印象はありませんが、急激な変化などは求めず、地に足をつけて確実に案件をこなすイメージがあります。

・アンダーソン・毛利・友常法律事務所

渉外案件・国際法務に強く、世界の名だたる外資系企業から信頼を集めています。所属弁護士の服装がカジュアルである点でも知られています。

・TMI総合法律事務所

特許・著作権・商標・意匠などの知的財産案件を中心に成長してきました。大手でありながら、弁護士間の風通しがよく、チームワークが得意なのも特徴です。 四大法律事務所よりも幅広いバックグランド(出身大学やロースクール等)の方を採用している傾向があります。


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大手法律事務所に就職するメリットは?

大手法律事務所に就職できた場合には、仕事の質や報酬など、さまざまな面で満足できる環境が手に入るはずです。では大手法律事務所に就職すると、どのようなメリットが得られるのでしょうか。その具体的な例をいくつか紹介します。

①高収入が約束される

あくまでも参考資料ですが、日本弁護士連合会の調査では、弁護士の平均年収はおよそ2,000万円といわれています。ただし弁護士の収入は以前と比較して、かなりの減少傾向です。ところが大手法律事務所でもトップクラスになると、1年目でも年収は1,000万円を超え、10年後には5,000万円も可能といわれています。収入面では大きなメリットが期待できるようです。

②スケールの大きい仕事ができる

大規模事務所では仕事の分野も種類も多岐にわたり、事業規模の大きいクライアントから案件を受注しているため、高度な仕事に関わるチャンスが大きくなります。チームを組んで臨むようなスケールの大きい仕事を担当することも多いでしょう。

③弁護士としてのスキルアップにつながる

日本を代表するような法律事務所に勤務できれば、トップクラスの弁護士の仕事を実際に目にすることができ、また事務所独自のノウハウを吸収できます。これは自身のスキルを磨くためには、またとないチャンスになるでしょう。優れた弁護士とチームを組んで実績を積むことで、自分自身がハイレベルな弁護士として活躍することも夢ではなくなるのです。

④職場の環境が整備されている

大手の事務所では、それぞれのスタッフが担当する業務に専念できます。情報収集や分析のスタッフ、翻訳業務のスタッフなども所属しているため、弁護士はそれらのスタッフと協力しながら、1ランク上の仕事をこなせるようになるでしょう。

ほかにもオフィスの環境が整備されていて、福利厚生も充実しているなど、安定した実績を誇る企業ならではの職場環境が望めます。

⑤幅広いキャリア形成が可能

多くの優れた弁護士と一緒に仕事ができ、レベルの高い仕事で実績を積むことができるため、五大法律事務所から次のキャリア選択をする際にも幅広い選択肢があります。中堅事務所に移籍して業務幅を広げることも可能ですし、五大事務所でコネクションを作り、実力・気心の知れた仲間の弁護士同士で独立する方も多いです。

一方、こういった大手法律事務所は2022年の時点で、全国に18,128事務所存在する中で、所属弁護士数が101人を超える事務所は11しかありません。大手法律事務所に就職するためには、ハイレベルな能力と並外れた努力が必要になるでしょう。


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大手法律事務所への転職に必要なスキルは?

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大手法律事務所で求められる人材は、もちろん個人的な能力が高いことと、ひと言で表せばプロフェッショナルであることです。仕事の内容が多岐にわたり、しかも担当する分野それぞれに高い専門性が必要なため、幅広い一般的な知識を持つ人材よりも、特定の分野で非常に高い知識やスキルを持つ人材が転職には有利になるでしょう。

こうした人材を見極めるために、大手法律事務所では人材採用時に重視する条件があります。その中から重要なポイントを紹介しましょう。

①高学歴重視

出身大学がその人の能力を保証するわけではないものの、大手法律事務所では超一流大学出身者を数多く採用する傾向にあり、東京大学、早稲田大学、慶応大学などの大学院出身者であれば転職に有利かもしれません。ただし、それ以外の大学が不可というわけではありません。

②司法試験の結果重視

法律に関する知識やスキルを評価する上で、司法試験での順位を確認される可能性もあります。特に、まだ実務経験の少ない人材の場合、司法試験の結果と学歴が重視される傾向にあり、最大手の法律事務所では、司法試験で100位以内の成績が求められるといわれています。

③語学のスキル重視

高学歴以外にも、実践的な語学能力があると転職に有利です。TOEICのような英語能力検定の資格に加えて、留学経験のある方やLLMを修了されている方は、事務所側からも魅力的な人材として評価されるでしょう。

④実績重視

どのような業種でも、即戦力を求める上では過去の実績や実務経験を重視します。これは学歴や資格とは別の次元の判断材料であり、転職前に優れた実績を残していれば、それをアピールすることが転職に有利に働くでしょう。


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まとめ

法律の世界に携わり活躍したいのであれば、トップクラスの仕事に関われる5大法律事務所への転職にチャレンジするのも1つの方法です。年収面やスキルアップの面など、多くのメリットがあるのはここまでに紹介してきたとおりです。

しかし転職にあたっては、一般的な法律事務所よりもはるかに高いハードルがあることも事実です。採用の条件に自分がいくつ当てはまるのか、採用されるためには何を準備すればよいのかなど、個人では判断できない部分も多いかもしれません。

それでも大手法律事務所への転職にチャレンジするのなら、法律事務所への転職にも実績のあるMS Agentに相談してみてください。万全の態勢で転職準備を進め、自分の夢を実現するためのサポートが得られるはずです。

<参考>
弁護士白書2015年版-第3章 法律事務所の共同化及び弁護士法人の現状

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