2023年06月15日

「ビジネス実務法務検定3級」の勉強時間・合格率・試験日は?一夜漬けでできる?

管理部門・士業の転職

ビジネス実務法務検定(ビジ法)は、法律系資格のひとつです。同じく法律に関する資格である弁護士や司法書士、行政書士などと比較すると合格率が高く、取得しやすいと言えるでしょう。

この記事では、ビジネス実務法務検定の中では初歩的である「3級」について、試験概要や難易度、2023年の試験日程などについて解説します。

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ビジネス実務法務検定3級とは?

試験概要

実施主体である東京商工会議所では、「ビジネス実務法務検定は自分を守る、仕事の法律入門」と定義しています。法務に限らず、契約書を取り扱う営業や雇用契約を管理する人事など、様々な職種で役立つ法律知識を身に着けることができます。

3級に合格すると、「ビジネスパーソンとして業務上理解するべき基礎的法律知識を持ち、問題点を発見することができるレベル」と認定され、「ビジネス法務リーダー」の称号が付与されます。

ビジネス実務法務検定に受験資格はなく、誰でも受験することができます。また3級を合格せずに2級からの受験や、2級と3級の併願受験も可能です。

試験方式

ビジネス実務法務検定は、インターネット環境のあるパソコンを使って受験します。
自身のパソコンを使って会社や自宅などで受験できるIBT方式と、全国各地のテストセンターを利用して受験するCBT方式があり、紙での試験や、受験が一箇所に集まる試験は実施されません。CBT方式はそれぞれ受験料が異なります。

受験会場 受験料
IBT方式 自宅や会社など
(タブレット・スマートフォン不可)
5,500円(税込)
CBT方式 全国各地のテストセンター 7,700円(税込)
5,500円+CBT利用料2,200円


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ビジネス実務法務検定3級の試験内容・出題範囲

試験内容

東京商工会議所が出版している3級の公式テキストをもとに、民法、商法、会社法、労働法、消費者保護法、知的財産法など、様々な法律が広く浅く出題されます。
基礎知識に加え、応用力が必要です。

法律の改定に伴い、毎年根拠としている法律が異なります。2023年に実施される第53・54回では、2022年12月1日時点で成立している法律を根拠としています。

試験は100点満点で、70点以上で合格となります。


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ビジネス実務法務検定3級に必要な勉強時間は?

ビジネス実務法務検定3級に合格するためには、一般的に60時間程度必要と言われています。法学部卒業者や法務経験者などは、さらに短い勉強時間で合格できるでしょう。

単純計算では、事前知識がない人でも2カ月前から毎日1時間勉強すれば合格できるはずです。
勉強時間から見ると、働きながらでも無理なく取得を目指せる資格と言えます。


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一夜漬けでも合格できる?勉強方法を解説

目安となる勉強時間は60時間と比較的短いですが、様々な法律に関する広い知識が問われるだけでなく、応用問題も出題されるため、一夜漬けでは難しいでしょう。
3級公式テキストの暗記だけでなく、繰り返し問題を解くことで応用力を身につけることが重要です。

ビジネス法務実務検定は幅広い法律知識が必要ですが、最も重要視すべきは民法です。3級試験において約半分の配点が民法に割り当てられています。
全ての法律を広く浅く勉強することも重要ですが、配点に合わせて時間配分を決めましょう。


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ビジネス実務法務検定3級の合格率と難易度

ビジネス実務法務検定3級の合格率と難易度

合格率

2022年に実施された試験の合格率は、第51回が86.7%、第52回が80.3%でした。

試験日 受験者数 実受験者数 合格者 合格率
第51回 2022年7月 7,370人 6,261人 5,427人 86.7%
第52回 2022年10月 7,955人 7,307人 5,866人 80.3%

過去の合格率も70~80%程度であり、合格率が高い傾向があります。

他資格と比較した難易度

日本商工会議所が実施する日商簿記と比較してみましょう。
2022年に実施された日商簿記3級統一試験の合格率は第160回が50.9%、第161回が45.8%、第162回が30.2%となりました。

日商簿記でもCBT方式を採用しており、従来の方式で実施する統一試験よりも合格率が高いと言われていますが、それでもビジネス実務法務検定と日商簿記は、合格率に2倍近くの差があります。


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【2023年】ビジネス実務法務検定の試験日程

2023年のビジネス実務法務検定のスケジュールについてご紹介します。

申込期間 試験期間 合格発表
第53回 5月19日~5月30日 6月23日~7月10日 試験終了後即時
第54回 9月22日~10月3日 10月27日~11月13日 試験終了後即時

試験当日は、顔写真付きの身分証明書を持参しましょう。IBT方式ではパソコンのカメラを通して、CBT方式では受験会場の受付で本人確認をおこないます。また、IBT方式で受験する場合は、緊急連絡先として携帯電話を持参しましょう。


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まとめ

ビジネス実務法務検定では、ビジネスの場で利用する法律に関する知識を身に着けることができます。
企業の法律を扱う法務だけでなく、営業や人事・労務、法律事務所など、さまざまな環境で活用できる資格です。

中でも今回ご紹介した3級は合格率が高いため、未経験から法務を目指したい人にもおすすめです。

この記事を監修したキャリアアドバイザー

鈴木 雅也

大学卒業後、飲料メーカー営業、学習塾の教室運営を経て19年MS-Japanに入社。キャリアアドバイザーとして企業管理部門、会計事務所などの士業界の幅広い年齢層の転職支援を担当。

経理・財務 ・ 人事・総務 ・ 法務 ・ 経営企画・内部監査 ・ 会計事務所・監査法人 ・ 公認会計士 ・ 弁護士 を専門領域として、これまで数多くのご支援実績がございます。管理部門・士業に特化したMS-Japanだから分かる業界・転職情報を日々更新中です!本記事を通して転職をお考えの方は是非一度ご相談下さい!

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